2号警備業務の業務内容を紹介!
2024.04.24 Wed
警備員の業務のひとつである2号警備業務の内容を紹介します。主に工事現場での誘導を行う交通誘導警備と、イベントなどでの警備を行う雑踏警備業務があります。それぞれの業務内容について詳しく解説いたします。
2号警備業務とは
2号警備業務とは、施設内での警備が主な業務の1号警備業務と違い、主に外での警備業務となっております。工事現場での交通整理やイベントの警備を行い、事故や混乱を未然に防ぐ業務を行います。
2号警備業務の職種内容は
2号警備業務の職種内容は大きく2つに分かれています。
交通誘導警備業務
雑踏警備業務
ひとつずつ詳しく紹介いたします。
交通誘導警備業務
工事現場や駐車場の警備を行う業務です。車線規制などで車が集中する場合にも警備員が道路交通法に基づいて車の誘導を行います。工事現場で工事車両の出入りや道路を通行止めにした状態で、通行人や通る時の事故防止のために交通誘導を行う業務です。
雑踏警備業務
雑踏警備業務は、お祭りやイベントで多くの人が集まっている現場で行う警備業務です。1カ所に人や車が集まって、混乱や事故が起こらないように警備をするのが、雑踏警備業務です。事故を未然に防ぐ業務となっています。
雑踏警備が必要なイベントとは
雑踏警備が必要なイベントはいろいろな種類があり、大きく分けて次の5つの種類があります。
- コンサート
- 季節のイベント
- マラソンや駅伝大会
- 展示会やスポーツ大会
- 国際会議
それぞれ詳しく解説いたします。
コンサート
人気のスターやミュージシャンが出場するコンサート会場にはファンが多く訪れます。コンサート会場が混乱しないよう人を抑えたり、会場の入退場時に混雑しないように最寄り駅まで人を誘導したりします。
季節のイベント
お正月の初詣、お花見、花火大会など年間を通じて様々なイベントが行われますが、都会の大掛かりなイベントの場合は、多くの人が殺到します。その多くの人をうまく誘導する警備を行います。コンサートのように特定の有名人がいない場合が多いので、おもに最寄りの駅から会場までのルート上に配置して、多くの人が決められたルート沿いに歩くことを誘導します。
マラソンや駅伝大会
シティマラソンなど、町中をコースにして行われるマラソンや駅伝大会でも2号警備が必要です。車両規制がなされたコース上で、車や人が入らないように制止する役目を担います。
展示会やスポーツ大会
展示会やスポーツ大会でも警備員を配置して、観客が立ち入り禁止区域に誤って入らないように警備します。
国際会議
海外からの要人が集まる国際会議の場は、テロの恐れがあり厳重な警備が必要です。要人には、4号警備(ボディーガード)がいますが、2号警備業務の場合は会議場などに不審人物が入らないように警備を行います。会場内に不審者が入らないようにすることや、不審な荷物がないかなどを事前にチェックし、国際会議が無事に終わるように見守ります。
警備計画作成までの流れ
雑踏警備のための警備計画は大きく次の4つの手順で行われます。
- 情報・資料の収集
- 事前のヒアリング
- 現地の調査
- 情報共有
それぞれ詳しく解説いたします。
情報・資料の収集
イベントやコンサートなどが行われる前に情報や資料を収集します。イベント主催者らと連絡を取り合い、どのような内容のイベントなのかを把握し、どこに警備員を配置するのかを決めるために情報を集めていきます。
事前のヒアリング
ある程度の資料や情報で大まかなイベントの概要をつかんだ後に、主催者と事前にヒアリングを行います。実際の主催者の声を聴き、イベントで人が集まりやすいところや集中する可能性の高い時間を聞いたうえで、大まかに警備員の配置を決めていきます。
現地の調査
イベント会場に事前に行き、現地で調査します。ここで人が集中しやすいポイントを実際に把握し、細かい警備計画を定めていきます。
情報共有
イベント当日までの間、主催者と情報共有を行います。事故につながらない対策を練ることはもちろん、万一事故が発生した際に二次被害が起きないように適切に避難させられるかを確認します。
まとめ
2号警備業務は、1号警備業務同様によく見かける警備員の業務ですが、主に外での警備活動になります。工事現場での警備業務のほか、人が集まりやすいイベントでの業務がメインとなり、事故につながらないように予防、事故が発生した時の早急な対処を行います。株式会社WAKABAではこの2号警備業務の交通誘導警備業務と雑踏警備業務を主に行っております。